プラウの特徴

プラウは、土づくりの際に使われる農機具です。似たような農機具に、サブソイラーやプラソイラーがありますが、それらとの違いはどのようなものなのでしょうか。その目的によって使うものが変わってくるので、しっかりとそれぞれの違いを把握しておくことが大切です。

ここでは、プラウの特徴とよくある不具合について簡単に説明していきます。

プラウは、下層の土を表面に、上層の土や雑掌等を下にと天地を返すことでフレッシュな状態にし、また、石を砕いて適正な大きさにするものです。土が固くなっていたり水捌けが悪い、または雑草が多い場合に使用されます。

一言でプラウと言った場合、多くはボトムプラウのことを指します。その他の種類としては、ディスクプラウ・チゼルプラウがあります。これらの違いは、反転装置の違いによるもので、それぞれメリットデメリットがあります。

ボトムプラウは、発土板によって土壌を破砕・反転させるものです。これを基準に考えたとき、ディスクプラウチゼルプラウは土壌の反転がボトムプラウより劣ります。反面、ディスクプラウは円盤が回転する仕組み上、多少の障害物を乗り越えることができたり、チゼルプラウなら作業幅が広く、時間効率が良いという点が優れています。

プラウを使用する前には、他の農機具と同様きちんと点検することが大切です。特に、ボルトやナット部分というのは思っている以上に使用している間に緩んでいることがあります。ボルトやナットが緩んだまま使用し続けると、思わぬアクシデントが起こる可能性もあるので、注意してください。また、その性質上特に発土板やディスクといった部分は泥などが慢性的につく場所であり、使用による劣化や摩耗が避けられない部分です。使用前には部品の状態や注油といった点検・メンテナンスをしてください。

 

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