農機具の買取相場はどのくらい?買取価格を上げるコツも併せてご紹介
農機具の売却を検討していても、実際にどこへ依頼したらいいのかわからないもの。日本製の農機具は性能の良さから中古であっても高値で取引されています。使用年数がある程度経過している農機具であってもスマホアプリやネットオークションなどを利用することで、誰でも簡単に売却することが可能です。今回は、農機具の売却を検討している方に向けて、農機具の買取相場や売却方法などについてご紹介します。
農機具の売買相場は高水準!まずは使っていない農機具の査定依頼をしよう
農機具は中古でも需要が高い
10年近く使用した農機具であっても、稼働に問題がなければ中古市場では高値で取引されている傾向があります。中古の農機具にはどのようなニーズがあるのでしょうか。
中小規模の農家に中古農機具の需要がある
日本では、さまざまな要因による農家の減少から農機具の売上台数は下降傾向にありました。しかし昨今では、兼業農家や趣味で農業を楽しむ人の増加といった背景から中古農機具市場の動きが活発化しています。「大型の農機は高くてなかなか手が出せない」「定期的に畑をいじる時に使える農機具が欲しい」といった層は、新品の大型農機具を購入するよりも、安価な中古の農機具で十分と考え、コストパフォーマンスを重視する傾向があるのです。
日本製の中古農機具は海外で需要がある
クボタやイセキ、ヤンマーなど、日本の農機具メーカーは高性能で使いやすいという理由から海外でも高い人気を誇っています。また、日本製の農機具は故障しても部品交換などの軽い修理をして長く使い続けられるため、農機具本体だけではなく、一つひとつの部品も高値で売買されていることも。「故障した農機具が何年も納屋に眠っている」という場合であっても高値で売却できる可能性があります。
主な農機具の買取相場
農機具といっても畑用、水田用などさまざまな用途のものがあります。ここでは、中古市場で人気がある農機具と買取相場についてご紹介します。
トラクター
トラクターは、農業に欠かすことができない土壌作りや肥料・種の散布といったことだけではなく、前方にアタッチメントを装着することで収穫物の刈り取りも行うことができる優れもの。トラクターの買取相場は本体の状態によって上下しますが、アワーメーターが400hのものは約40万円、500hのものは約30万円で取引されている傾向があります。アワーメーターとは、使用時間を計測しているメーターのことで、総使用時間が少ないほど買取金額も高値になります。
田植え機
田植え機は、名前の通り水田に稲を植える際に使用する農機具で、「歩行型」と「乗用型」の2種類があります。歩行型は人間が押して田植え機を動かすため、小規模の水田に最適なのに対して、乗用型は人間が機械の上に乗って田植え機を動かすため、大規模の水田に最適です。田植え機の買取相場は、歩行型が約20万円、乗用型が約30~40万円になり、いずれもアワーメーターや外装のキズなどが査定の基準となります。
コンバイン
コンバインとは、一台で収穫、脱穀、選別の機能を兼ね備えた農機具のことで、米農家の必需品といっても過言ではありません。コンバインは、人間が乗って操縦し、稲を刈り取っている間に機械の中では脱穀と選別作業を行っているため、作業工数を削減することが可能です。コンバインの買取相場は、約30万円となっており、アワーメーターに記録された使用時間が長くても、機能面に特に問題が見られなかった場合は高値で売買されています。
耕うん機
耕うん機とは、畑の土を砕いてやわらかくする農機具で、耕うん機によって柔らかくなった土は、作物が根を張りやすくなるため豊作につながるといわれています。耕うん機は手押し型のものが一般的で、人間が後ろから押していくことで耕作を進めていく仕組みになっているのです。耕うん機は新品の本体価格が約10万円と他の農機具と比較すると安値になっていることから、売買相場も約20~40円となっています。
農機具を売る方法
実際に農機具を売りたくても、どこで売ればいいのかわからないという方がほとんどなのではないでしょうか。ここでは、農機具を売る方法についてご紹介します。
スマホアプリを利用する
農機具を手軽に売却できる方法に、スマホアプリを利用することが挙げられます。スマホアプリを利用する場合、自分で農機具の売却価格を設定し、今の状態がわかる写真と紹介文を掲載して買い手から連絡が来るのを待ちます。値段交渉や発送方法などの取り決めに合意したら発送手続きをして終了です。
インターネットオークションを利用する
農機具の売却方法に、インターネットオークションを利用することも一つの手です。インターネットオークションとは、出品されている数々の商品の中から、購入者が気に入った商品を好きな金額で入札し、出品者は入札者の中で一番高値を提示した人に対して商品を売ることができるという仕組みのこと。入札金額に合意したら発送手続きをして、売買成立です。
農機具買取専門業者を利用する
農機具買取専門業者は、農機具の買取を専門に行っているため、農機具の査定を通して適正な買取価格を提示してくれることが強みに挙げられます。買取価格は、中古農機具のリアルタイムの需要数と、買取状況を踏まえた供給数から丁寧に買取価格を算出してくれるため、自分で価格を設定する必要があるスマホアプリやインターネットオークションなどを利用することに抵抗がある方におすすめです。
農機具の買取価格を上げるコツ
「長年使った農機具だけど、1円でも高く売りたい」と考える方がほとんどなのではないでしょうか。ここでは、農機具の買取価格を上げるコツについてご紹介します。
依頼前に農機具を洗浄する
農機具の査定ポイントには、農機具が正常に動くかどうかがメインになっていますが、外装の状態も評価されます。農機具は畑や水田で使用している分、泥汚れが多く付着してしまうもの。農機具を少しでも高く売るためには、本体に付着した泥汚れを丁寧に落とすことがポイントになります。泥汚れを効果的に落とすためには、ホースや高圧洗浄機を利用して水圧で除去するのが良いでしょう。
メンテナンス履歴を提出する
農機具は自動車の車検と同じように、定期的に点検や整備をする必要があります。購入から現在までしっかりメンテナンスを行っていたことを証明できれば、買取価格を上げることにもつながります。メンテナンスの証明として、整備業者が発行したメンテナンス証書や領収書などが適用されるため、定期点検の書類は取っておくと良いでしょう。
購入時の付属品をすべてつける
農機具の付属品とは、トラクターやコンバインなどに使用するアタッチメントのことです。アタッチメントは、一つの農具によってできる作業の幅が広がるため、付加価値があります。アタッチメントの有無によって買取価格が50,000円程度変動することもあるため、農機具の売却を検討している場合は、購入時の付属品をすべて揃えておきましょう。
農機具の売買相場は高水準!まずは使っていない農機具の査定依頼をしよう
今回は農機具を売却する際に知っておきたいことについてご紹介しました。日本のメーカーによって製造された農機具は性能が良く、故障してもすぐに修理して長く使い続けることができるといった理由から海外でも人気を誇っています。こうした背景から、長年使った農機具であっても国内外からの需要によって中古市場が賑わっているのです。「故障している農機具がある」「長年使っていない農機具が納屋で眠っている」といった場合はまずは買取業者に査定依頼をしてみるのはいかがでしょうか。
中古農機具買取専門店ネクストでは、即日・無料出張査定のサービスをご提供しておりますので、中古農機具の査定額に興味がある方はお気軽にお問い合わせください。