ブームスプレイヤーによくある不具合と対処法
ブームスプレイヤーによくある不具合とは?
ブームスプレイヤーは、広範囲に効率よく農薬を散布し、作物を害虫から守る目的で使用される農機具です。そんな便利なブームスプレイヤーですが、パッキン類やストレーナーの不具合はもちろん起こり得ます。しかし最も対処しなければならないのは、ホースの凍結とも言えるでしょう。ブームスプレイヤーはその性質上水を扱うので、そのまま冬を迎えてしまうと凍って使えなくなった、といった故障が起こってしまいます。こちらではブームスプレイヤーに起こりやすい不具合と個人でできる対処法について簡単にご説明します。
ブームスプレイヤーによくある不具合
1.ホースの凍結
ブームスプレイヤーは、防除のみならず散水にも使われます。水を使用するということは、そのままにしておくと寒くなった時に凍結してしまう可能性があるということです。凍結してしまうと、パイプや噴霧口が破損する危険性が高くなってしまいます。
2.圧力が上がらない
吸水量が十分でないと、圧力があがりません。ストレーナーが詰まっていたりホースに損傷がある場合や、エア抜きができていない場合にはうまく圧力が上がらなくなってしまいます。
3.パッキン類の劣化
ブームスプレイヤーのような散布機は、長年使用していると徐々にパッキン類が劣化してきます。パッキン類が痛んでくるとうまく噴霧できなくなってしまいます。
ブームスプレイヤーで起こる不具合への対処法
1.冬になる前にはホースについている水をしっかり乾燥させ、不凍液を流しこんでから保管する。
2ストレーナーに付着しているゴミを掃除する。長期間使用しない場合は、水洗いの後乾燥させてから保管する。
3.パッキン類が劣化しているなら交換する。
4.不具合の原因がわからなければ業者に依頼して確認してもらう。
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