トラクターの年式の調べ方を解説
トラクター年式の調べ方は？
例えばトラクターを買い替えたい、売却したいと思い買取業者に連絡してみたところ、「トラクターの年式はわかりますか？」ときかれたことはありませんか？それは、年式によって中古買取金額にとても大きな差があるからです。
この時、もし年式がわかっていればその後の売却の流れがとてもスムーズに進みますし、もう一度電話するという手間もなくなります。
ここでは、トラクターの年式の調べ方と、年式が重要な理由について解説していきます。
トラクターの年式の調べ方
トラクターの年式の調べ方は、大きく分けて
- 型番を見る
- 車輪の年式を見る
- 車検証を確認する
という方法があります。以下、ひとつずつ解説していきます。
1.型番を見る
正直型番が確認できるならそれに越したことはありません。もっと言ってしまうと、型番さえ正確にわかっていれば、年式がわからなくとも売却の連絡をする際に困ることはほぼありません。ただこれで終わってしまうと本コラムの趣旨から逸脱してしまうので、型番から年式を調べる方法もちゃんと解説しますね。インターネットでその型番を検索すると、検索結果として年式が出てくると思います。また、各メーカーさんのホームページには、型番から年式を調べられる索引システムもあるので、そこで調べるのが最も正確ではないでしょうか。
2.車輪の年式を見る
次に考えられる方法は、車輪の年式を見ることです。トラクターのホイールに書かれている数字を確認してください。ただし、この方法だとトラクター購入後にタイヤ交換をしていたり、中古のトラクターを使っていて前所有者がタイヤの交換をしていたかどうかわからない場合、不正確な年式が出てくる可能性もあります。この方法で調べる際には、前後輪両方の数字を見るようにしてください。
3.車検証を確認する
上記のふたつがわからなかった場合は、保管している車検証を確認することになります。
トラクターの年式が重要な理由
年式が重要な理由と書きましたが、この「年式」を「型番」と言い換えて考えていただいて問題はありません。ただ、ここでは年数というところに焦点をあてて解説していきます。
例えば皆さんが車を売ろうと思っていたとします。当然その買取金額は、新しいものや走行距離が少ないものであるほど高くなりやすく、逆に何十年乗り続けていたものはどうしても金額はつきづらいでしょう。（車の場合マニアがいますので一概にそうとも言い切れませんが…）
トラクターで考えてみると、大枠は車と同じように新しければ高く、長く使っていたものであれば高くなりづらいです。しかし、車との大きな違いは、トラクターを中古で求める方のほとんどは昔の車種を手に入れたいのではなく、新しめのものをできるだけ安く手に入れたいと思っています。つまり、年式による金額の差が乗用車等よりも明確についてしまうのです。（もちろん昔のものでも金額がつかないわけではありませんので、この点は次の項で解説します。）
年式の古いトラクターでも売れるのはなぜか
ここまでなるべく高い金額で売るためにも年式は大切だという話をしてきました。しかし、古い年式だからといって全く売れないわけではありません。特に四駆のトラクターであれば、売れないものの方が珍しいと言って差し支えありません。その理由を解説していきます。
結論から言いますと、トラクターは汎用性の高い農機具で、新車はいらないので古くても安くトラクターが手に入るなら嬉しいという方が多く、国内外問わず需要が高いからです。
もう古いしそんなに売れないだろうと自己判断で諦めてしまうのはもったいないのです。もし処分を検討されているのであれば、一度年式・型番を調べてみて、業者に連絡してみて損はありません！
年式が古いトラクターを高く売るためには
さて、これまでの話で年式がなぜ重要か、なぜ古いトラクターでも売れるのかはご理解いただけたかと思います。
そうなると気になるのは、「年式が古いトラクターをなるべく高く売るためにはどうしたらいいのか」ということだと思います。
なるべく高く売るために大切なのは
- トラクターの状態
- 売る時期
この2点が主なポイントです。
トラクターの状態
トラクターの状態は、年式以外では最も査定金額に直結すると言っても過言ではありません。当然、どこかに不具合があるものよりないものの方が高くなりやすいです。また、不具合以外にも車体の汚れ等も関わってきます。つまり、どれだけ日々のメンテナンスがされていたか、ということです。皆さん大切に乗られているとは思いますが、もう一歩踏み込んで定期的に点検・メンテナンスをされていると、処分をしようと思った時にそれは結果として返ってきます。
売る時期
売る時期で金額が変わるのかと思われる方もいらっしゃるでしょうが、実際結構変わるのが現実です。一年で考えると、田植えが始まる前は買い替えの需要が高まる時期ですので、田植え準備に入る前、2月くらいが高く売れやすいです。
しかし、トラクターを売る時期として最も適しているのは、「売ろうと思ったその時！」です。
中古相場を基準に買取金額はつけられます。そして、秋にはもう処分を決めていたのに2月まで待ってから売ろうと思って置いておいたとしても、中古の相場自体が下がることはあっても上がることは決してありません。売ろうと決めたその時、それが一番金額が高く売れるときなのです。
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